若々しく美しい美肌の条件の1つにシミや色むらの無い透明感あるお肌は、誰もが憧れる美肌だと思います。
今回は一般化粧品より更にステージをあげてシミや色むらへの攻めのお手入れに興味がある。という方の為にトレチノインとハイドロキノンの東大式をお伝えしたいと思います。
トレチノインとハイドロキノンの使用期間と東大式を実体験で使用した筆者の体験談として許容範囲の使用期間と、その改善までをお伝えしたいと思います。
出来てしまったシミを薄くする|b.glen
トレチノインとハイドロキノンが凄い!
まずは一般的な化粧品としての成分としては、日本で認められていないトレチノインとハイドロキノンとは、どんな成分なのかを説明しましょう。
トレチノインとは?
ビタミンA誘導体の一種であるトレチノインは、ビタミンAの仲間である化粧品としても2017年から厚生労働省から承認されているレチノールの100倍の薬理作用がある成分です。
濃度の濃さは0.01~0.1%で濃度が高いほど、濃度が濃いほどジェルやクリームの黄味が強く、肌への炎症や剥離効果が強くでます。
シミや小じわなどはこれらの強烈なターンオーバーを、繰り返し表皮を剥離し(シミや小じわの元)新しい真皮と入れ替える力が最も強い成分である。
ハイドロキノンのシミ効果がヤバい
アメリカでは既に一般的に浸透しているハイドロキノンはその確かな効果から、肌の漂白剤との呼び名がある程の美白成分です。
日本でも厚生労働省の認可が下りるまでは、美容医療や美容皮膚科医の指導の元使用される強力な美白クリームとして使用されていました。
効果の高さは今あるシミにも、そしてシミ予備軍にもシミの原因とされるメラニン色素の産生を抑え、メラニン色素を作るメラノサイトにも、減少させる効果がある成分だからです。
美白成分として日本でも一般的な成分のビタミンCと、比べるとその美白効果は数十倍から100倍近い効果があると言われています。
トレチノインとハイドロキノンのWパワー

上記にお伝えしたトレチノインとハイドロキノンの、一般的な化粧品の領域を超えた効果の高さは理解してもらえたかと思います。
それぞれに高い効果がある成分ですが、1つ特徴をあげるとすると、それぞれ単体で使用するより、この二つの成分を併用して使用する事がより高い相乗効果であることです。
セットで使用することで、トレチノインのメラニン排出効果となるピーリング効果でお肌のターンオーバーを起こした状態の肌に肌の漂白剤と言われる強力なハイドロキノンの超美白効果がニキビ跡やシミなどを改善してくれます。
美容医療ではレーザー治療によるシミ取りなどのアフターケアとして、トレチノインとハイドロキノンを使用する事が多い治療法にもなっている成分です。
その代表的なニキビ跡やシミ取りとして有名な、二つの成分を使用する方法が東大式として発表されている方法になります。
という事でより正確な情報を確かめるべく、東大式でのトレチノイン&ハイドロキノンのお手入れを追及してみました。
トレチノインハイドロキノン東大式

シミ治療の一環として医療機関で認められている、東大式治療とは、強力なピーリング効果によって肌再生能力が可能とされる、ビタミンA誘導体トレチノインと、お肌の漂白剤と言われるハイドロキノンを併用させた治療法としてシミ全体やニキビ跡などの治療にも有効とされています。
東大式で効果があると言われるシミの種類
しみ・そばかす・肝斑・乳輪の黒ずみ・ニキビ・ニキビ跡・毛穴の開き・色素沈着・小じわ
トレチノインとハイドロキノン治療の中でも、東大式のシミ取りはトレチノインの持つ、強力なターンオーバー効果を生かして、2週間から4週間でシミの原因であるメラノサイト色素を持ち上げ、まずはメラニン色素を外に排出させます。
このメラニン排出効果はまずはトレチノイン効果で、お肌がピーリングされ表皮が、剥離された状態の肌にハイドロキノンを使用して、メラニンを作らせないようにします。
この経緯が、メラニン色素の少ない新しい皮膚に生まれ変わる効果が得られると考えられています。

東大式のシミ治療方法
トレチノインとハイドロキノンでのシミ治療の方法を紹介します。
皮膚の剥離効果が高いトレチノインは、お顔全体のシミを改善したいと思っていたとしても全顔にトレチノインを塗るような方法は危険行為で全くお勧めできません。
あくまで部分使いだという認識を持って使用しましょう。
1:洗顔は良く泡立ててゴシゴシこすらないようにしましょう。
2:刺激の少ない化粧水で肌を保湿します。
3:ビタミンC(高濃度)ローションを広く付ける。
4:トレチノインクリームかジェルをシミからはみ出さないように綿棒で薄く丁寧に塗り乾かす。
5:ハイドロキノンを4の乾いた状態の幹部の上に今度は広くはみ出し気味で塗る。
★最初は朝晩2回使用する。
★赤みや炎症が強い時は夜だけに使用回数を減らす。
★境界がハッキリしている時などシミからはみ出ないように注意する。
(この時点であまりにも反応や炎症が酷い時はトレチノインを休憩する)
★必ず朝晩の1日2回塗る事。
★朝はこの後に紫外線対策としてUVカット効果のある下地かクリームを塗る。
(この時トレチノインとハイドロキノンが多い時はテッシュオフしても良い)
この後に続くお化粧が必要な場合はUVケアをしっかりしてからお化粧をしましょう。
東大式での正しい使用期間
シミの治療期間の目安は8週間から12週間で両成分の特性を考えても(耐性)があるため3カ月使用して1カ月から2カ月の間を休薬期間として間を空けましょう。
この3ヵ月シミ治療をして1ヵ月から2ヵ月の間を空ける期間は、トレチノインとハイドロキノンの効果が高い故の耐性ができてしまうから必ず開ける必要があります。
この最初の1クール(3カ月)の治療期間で休薬期間を入れ、1カ月から2カ月でシミの様子を見て必要に応じて2回目の治療を行いましょう。
トレチノインとハイドロキノン注意点
治療期間は前半の漂白期間(2~6週間)と後半の炎症を覚ます期間(2~6週間)に分かれます。
使用開始すると治療患部の皮膚が、トレチノインのターンオーバー効果によって炎症を起こし皮がボロボロ剥けていきます。
この経過で徐々に赤みや痒みが増しますがシミは薄くなっていきます。
はじめの1週間から2週間が一番炎症が強くつらい時期で、それ以降はお肌が薬に慣れて耐性が出てくるので、赤みや炎症も収まり少なくなってきます。
出来てしまったシミを薄くする|b.glen
トレチノインとハイドロキノン注意事項
トレチノインは薄く丁寧に塗る事。
トレチノインの塗る範囲は綿棒等で、出来るだけ広がらないように。
ハイドロキノンはトレチノインを塗った、範囲より広めにたっぷりめに塗る。
治療数日後には肌の皮むけが始まりますが、この時無理に皮を剥さず自然に剥がれるのを待つ事。
トレチノインによる皮膚の剥離によって、肌の水分状態や保湿力の低下が著しいので、患部の保湿を心がける。
紫外線ケアも充分にトレチノイン使用中は、紫外線の影響を受けやすいので、刺激の少ない日焼け止め等でしっかり紫外線対策を日常化すること。
トレチノインとハイドロキノンの禁断症状
以下ような症状が出たら一旦トレチノインの使用をストップさせて、ハイドロキノンのみにしたり、二つの使用を止めたりして使用をストップさせましょう。
★痛みが尋常では無い
★血が滲む
★数か所酷くしみる
★赤くなりすぎる
★1週間治療しても赤くならない
搔きむしった状態での使用は逆効果でお肌の色素沈着を起こしかねません。
トレチノインとハイドロキノンの使用が初めての人程、お肌に耐性が無い為炎症や猛烈な痒みが出る事が多いので、そうゆう場合は使用期間を気にせず必ず使用をストップさせましょう。
トレチノインとハイドロキノンは妊婦のリスク
体内に入れるトレチノインと、患部に塗るトレチノインとはその差があると言われるものの、トレチノインは動物実験での大量内服用投与によって、奇形を生ずる事が知られています。
現在人でのトレチノインの奇形発生の因果関係は認められていないが念の為妊婦中のトレチノイン使用は控えて下さい。
トレチノインとハイドロキノンの期間(実体験)
トレチノインとハイドロキノンのW使いが認知されたのは、スキンケアの領域を超えた治療の一環としてシミやニキビ肌に悩む人に、確実な効果が得られるとの認識が認められたからです。
そうゆう筆者もトレチノインとハイドロキノンの東大式をもちろん実体験しています。
但し私の場合はシミではなく身体の黒ずみ(ボディ)部分にです。
使用した期間は東大式をメインに12週間の(3ヵ月)をワンクールとして使用。
しかも東大式は朝晩1日2回との事でしたが、私の場合は朝のみ使用。
3ヵ月朝のみボディ部分の気になる黒ずみに東大式をして2ヵ月から3ヵ月の休薬期間を入れ2クール目も3ヵ月東大式でしています。
トレチノインとハイドロキノンの効果
トレチノインとハイドロキノンをボディの黒ずみ部分に東大式で使用した結果ですが効果は控え目に言っても抜群でした。
トレチノインとハイドロキノン黒ずみの改善
トレチノインとハイドロキノンを使用してのボディの黒ずみ改善は個人的には、かなり大満足のいく結果を得られています。
やり方は冒頭で紹介した東大式のやり方で間違いありません。試した部位がシミやニキビではないだけの話で充分黒ずみは改善されたので、満足しています。
シミやニキビ治療として注目を集めたトレチノインとハイドロキノンの治療法ですが黒ずみにも筆者が試した部位には充分効果は得られました。
一応そのコツを簡単に紹介します。
- おっ〇いが確実にピンクになる
- セルフケアが可能
- 費用対効果が高い
- 満足度が高い
- 東大式の3ヵ月クール朝の継続がキツイ
- 初回の猛烈な痒さ(剥離効果)が半端ない
- とにかく尋常じゃない痒さが引くレベル
- 効果はあるが地味な作業の継続
トレチノインとハイドロキノン東大式まとめ
トレチノインとハイドロキノンを使用した、東大式でのシミ治療はその確かな効果で今や医療機関以外でも、個人輸入によってシミ取り治療や、ニキビ治療に取り組む女性が多い事でも知られます。
私自身もこの東大式の方法でボディの気になる黒ずみを改善しています。期間は東大式の期間をしっかり朝のみで継続、これを休薬期間も入れて2回しましたが満足いく仕上りになりました。
トレチノインとハイドロキノンは多少のリスクや注意点はありますが、用法容量さえ守れば効果は抜群だと思います。是非緩めの濃度からチャレンジしてみるのも良いかもしれません。